亡夫
辺りが暗くなり、また雨の音。
こう毎日雨が続くと、気も滅入ってしまう。
もうすぐ、夫の命日。
悪夢のようなつらいあの日から4年がたちました。
部家の電気を消し、目を閉じていると
大変だったあの頃がまるで物語のように
うかんできます。
目の奥が熱くなり、ひとすじふたすじと涙があふれ、
1人で頑張った4年は、短かかったのか
長かったのか。
良くなっていた足の痛みが出たりすると
思うように動けず、なおさら夫が恋しくなり
、行きたい所も、したいこともいっぱいあるけれど、それは夫がいてくれてのこと。
1人ではなにをしても、何処へ行っても
喜びはない現実を、誰を恨む訳でも
誰かを羨むわけでもなく、
ただただ時間が有り余るということは
いいことばかりではないようてす。
ただ、私の庭の植物たちはとても元気です。
た