長い間、気持ちの整理ができず

周りの景色の移り変わりにさえ

心の動きはありませんでた。

 

外が暗くなり、家の中にいても

見たいテレビ番組もなく、

しずまりかえった空間でしばらく

風の音に耳をかたむけながら、

夫がなくなってからの6年あまりの日びを追ってみる。

 パパ、優しい子供たちを残してくれて、ありがとう。

なに不自由なく暮らせているよ。

パパもきっと、見守ってくれているんだよね。

一人だけど、一人じゃない。

 

時々思うんだ。

願いは通じるものなんだって。

昔も、今も、変わらない幸せを与え続けてくれてありがとう。

空の上の生活はどう?

あまりどんどん先に行かないでよ。

私が行った時に見失ったらしまうから。

 

外吹く風が、どんどん冷たくなってきました。

いつもより遅い冬がやって来たようです。